「警察学校通ってるとかモテそう!」
とかいう理由で入学したアホの子。
ヒーローに憧れたわけでもなければ、 特別正義感がある訳でもない。
とはいえ無能力でありながら勉強も運動も実技もそれなりにできるので才能はあるはず。
多分きっとそう。知能のあるアホ。
能力の有無で負けたくないし無能力同士でも負けたら悔しい負けず嫌い。
脳筋なので戦闘は殴るしかできないが殴るのはうまい。
単純な性格とは裏腹に演技やイタズラの隠蔽工作が上手いので、将来的には諜報活動の方が向いているはずだがなぜか拳を鍛えている。負けたくないので。
ちなみに入学してモテたかと言われれば全くそんなことはない。
入学時は人間として入学したものの、後に母親の先祖に妖精族がいたことが発覚。
遠縁なので能力や体質は普通の人間と同じだが、母親似のカワイイ体格と顔面で近所のオバチャンからはモテた。
「カワイイカワイイうっせー!!フッ...これでも未来の警察官だからね...キャーカッコイー!!...って!!なる予定だったんだよ!!何でこうなった!?」
「うわ〜〜!!負けた!!何で!?くそ〜絶対強くなってお前のこと負かす!!待ってろよな!」
「ん〜まぁモテなかったけどガッコ楽しいから嫌いじゃないぞ!モテなかったけどな!!」
「お兄ちゃん!わたしね、いつも頑張ってるお兄ちゃんが大好きだよ!...って、お前何赤くなってんの??えっ正気??いくらオレが負けず嫌いでも今はオレの演技力に負けられたら困るぞ!?」